在学生からのメッセージ

01

2023年度 修士課程進学
(微生物学研究室)

山口 誉登さん

大規模な学科で多彩な経験

農2の魅力は、3つの規模の大きさにあると思います。

① 学問分野
農芸化学のあらゆる分野に精通しており、30を優に超える研究室があります。この幅広い分野の中から、自分に合った分野の研究を選択できるというのは、農2ならではの魅力です。

② 学科に所属する人数
農学部の他のどの学科よりも多くの学生と先生方が所属しています。五月祭への出店や学生実験を通して、学生とも先生方とも十分に交流ができるため、個々の関係が希薄になってしまうこともありません。

③ ①②を支えるカリキュラム
最大規模の学科を支えているのが、最大規模のカリキュラムです。特に学生実験では、農2のほぼ全ての分野について網羅することができます。これほど多くの分野の経験をしつつ研究室を選ぶことができるのは、この学科ならではの魅力です。

今回は規模の大きさに着目して農2の魅力について語りましたが、農2には他にも魅力がたくさんあります。進学選択で悩んでいる方には特にオススメしたいです。多くの経験を通じて、皆さんのやりたいことが見つかると思います。


私は現在、食品加工でよく用いられる麹菌を用いてオートファジーに関する研究を行っています。同じ菌でも多種多様な用途があり、研究室ごとの個性が見られます。

 

02

2022年度 修士課程進学
(食品生化学研究室)

廣 佳穂里さん

農2に入って良かった!

農2の研究とは?
農2というと農業?お酒づくり?というイメージが強いと思います。しかし、農2で数年間過ごした私が、農2の研究を一言で表すと、「社会実装につながる基礎研究」です。
農2と他学部との一番の違いは、研究成果をどのように応用するかだと思います。例えば私は、ヒトの脂質代謝機構やその破綻で生じる生活習慣病について研究していますが(これは医学部や薬学部、理学部でも行われています)、最終的には得られた研究成果をもとに新たな食生活を提示し、健康寿命延伸に貢献したいと考えています。このように、生物に関する基礎研究がしたいけれど自身の研究を直接社会に役立てたいと感じる人には、とてもおすすめの研究分野です!

農2だからこそできたこと!
また、農2には分野が様々な多数の研究室があります。3年生で各分野の専門性に触れた上で、幅広い選択肢から研究室を選べるため、真に自分の興味に合った研究室を選ぶことができます。私は今、日々研究に励みつつ専攻主催の五月祭を企画するなど、充実した楽しい毎日を送っていますが、これは農2に入ったからこそだと思っています。皆さんもぜひ農2でお待ちしています!


試験管内で培養できるミニ臓器、オルガノイドを培養しているところです。実験時間が長いなど大変なこともありますが、最先端の研究を自分の手で行えることに毎日ワクワクしながら取り組んでいます!

 

03

2023年度 修士課程進学
(食糧化学研究室)

藤田 夏歩子さん

たくさんの仲間と、好きな分野を深めよう

農2のおすすめポイント!

① 幅広い研究分野
農2は1学年の人数が農学部で最も多い専修で、研究分野も植物や土壌、食品、微生物など多岐に渡ります。今はいまいち何を研究したいのかわからない・・・という人も、様々な分野の先生方から教えていただける授業や学生実験を通じてやりたいことがきっと見つかります!また、やりたいことが決まっている人も、様々な授業を通じて自分が知らなかった分野への興味を開拓したり、より好きな分野を深めることができると思います。

② アットホームな人間関係
農2は人数が多いわりにコミュニケーションがとても盛んです。3年生でほぼ毎日ある学生実験や4年生からの研究室生活はいつも和気あいあいとした雰囲気で、時には実験の成功を喜び、時にはテストやレポートに苦しみ・・・などなど、個性豊かな周りの人々と苦楽を共にしながら生活することで、専修にいる間だけでなく離れてからも交流が続くような人間関係を築くことができます。まだまだここに書ききれないほど魅力たっぷりな農2、気になった方はぜひ進学先として検討してみてください!


私が所属する食糧化学研究室では、過酸化脂質や抗体に関する研究を行っており、写真はマウス血清の抗体価を測定しているところです。食品に関する研究室が多いのもこの学科の特徴のひとつです。

 

04

2022年度 博士課程進学
(酵母発酵学社会連携研究部門)

石井 優人さん

「生物、化学」+「実験」+「楽しさ」=農2!!

私は、以下のような人に是非生命化学・工学専修(以下農2)にきてほしいと思います!

生物や化学、実験が大好きな人
農2では、食品や微生物、土壌、有機化学などなど生物、化学に関する非常に広い分野を学ぶことができます。さらに、3年生の学生実験では一年かけてそれら全ての分野の実験を行います。生物、化学好きまたは実験好きの人にはたまらない環境です!!

進路が漠然としか決まっていない人
農2では先述の通り、広い分野の学問を学んだ後でその中から興味のある分野を一つ選んで、研究室に配属された後その学問を深めることができます。まだ自分のやりたいことが決まっていない人でも、2、3年生の間に多くが自分の興味ある分野を見つけています!

人と関わるのが好きな人
農2は、人数が他の学科と比べ、非常に多いため多くの人と関わることになります。特に、3年生で一緒に実験をする仲間とは深い絆ができます。また、研究室に配属された後も研究室内での飲み会や学科内のソフトボール大会など数多くのイベントがあり、たくさんの友人ができることになります!!


私は現在ビール酵母の遺伝子の研究をしています。自分の生活に密接に関連するものについて研究ができるというのも農2の魅力かなと思います。