Q&A

Q&A

Q.応用生命化学専攻、応用生命工学専攻の研究は、理学系研究科、工学系研究科、薬学系研究科などと比べて、どのような特徴をもっていますか?

両専攻の研究は、非常に多岐にわたっていますが、一言で言えば、生命、環境、食料といった問題に対して化学的にアプローチする研究を行っています。人あるいは社会に役立つための研究、いわゆる応用的な側面とそれを支える基礎的な側面からの研究の両方を行っています。地球上の多様な生物を扱い、地球レベルで環境、食料の問題を考え、それをまた身近な問題に役立てていくというスタンスは、両専攻ならではのものです。

Q.応用生命化学専攻と応用生命工学専攻の違いはありますか?

両専攻は常に一体として運営されています。みなさんは、研究室に配属が決まると、その研究室(講座)が属するどちらかの専攻に所属することになりますが、その違いを意識することはほとんどありません。講義については、どちらの専攻が開講するものでも区別なく単位を取得できます。学位発表会やその他のイベントもいっしょに行われています。ソフトボール大会や飲み会などでも、専攻の区別はまったくありません。

Q.学外者ですが、内部生に比べて入りにくいということはありますか?

合否は純粋に入試の成績によって判定されますので、内部生が有利ということは全くありません。例年、全体で100名程度の学生が修士課程に入学しますが、そのうち3割程度は他大学の学生です。

Q.試験の出題範囲は教えてもらえますか?

修士課程の試験については、入試情報のページに、科目ごとの出題範囲、キーワード、参考となる図書が掲載されています。

Q.大学院へ進学したいのですが、経済的理由でためらっています。アルバイトなどは可能でしょうか? また、奨学金制度はどのようになっていますか?

大学院においても実験に支障のでない形でアルバイトを行うことは充分に可能です。日本学生支援機構の奨学金を受給することができる場合もあります。その場合、修士論文や博士論文の成績等に応じて、返還を免除される可能性もあります。また、様々な財団、企業からの奨学金を受けられるかもしれません。大学院生にとって最も重要なのが、日本学術振興会特別研究員を目指すことです。これに採用された博士課程の大学院生は、給与とともに研究費も獲得することができ、研究を大いにすすめることができます。

Q.産業界と結びつきが強いということですが、具体的にどのようなことがありますか?

両専攻やその前身の農芸化学専攻では、産業界で活躍する人材をたくさん輩出してきました。企業からの寄付金によって運営される寄付講座は、両専攻に8講座にのぼります。また、両専攻に所属する研究室には、企業からの受託研究員、共同研究員が多数います。企業との共同研究、企業と共同で実施する国家プロジェクト等も活発に行われていて、多額の研究費を得ています。大学院の講義やセミナーでは、企業の研究者に、企業の現場の話をしていただくこともよくあります。産学連携のページもご覧下さい。

Q.研究室へは、希望通り配属されますか?定員のようなものは決まっていますか?

各研究室の受け入れ定員は決まっています。毎年変動しますが、公開ガイダンスのときのオープンラボで研究室を訪ねたときに聞くことができます。入試における研究室配属ですが、成績順に配属していきます。第一志望の研究室の定員内に入れなかった場合は、第二志望以下に配属されます。