このたび、農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 篠崎和子教授が 平成30年(第12回)みどりの学術賞を受賞されました。
「みどりの学術賞(The MIDORI Academic Prize)」は、国内において植物、森林、緑地、造園、自然保護等に係る研究、技術の開発その他「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するものです。
今回の受賞は「植物の環境ストレス応答機構の解明と耐性作物の開発」に関する功績によるもので、篠崎教授は本研究科植物分子生理学研究室において植物の遺伝子に関する分子レベルの解析により、植物が持つ乾燥や高温などの環境ストレスに対する応答や耐性獲得の分子機構の全体像を明らかにしてきました。また、環境ストレス耐性作物の開発においても国際的なリーダーとして、海外の研究機関と活発な共同研究を行っています。このように篠崎教授の研究成果は、今後頻発することが予想される大規模な干ばつなどの地球規模の気候変動の影響に対応した食料の安定生産や地球環境の保全に向けた具体的な提案につながる広がりを持った大きな貢献であり、高く評価されています。
「みどりの学術賞」の授与は、4月27日「みどりの式典」において行われます。
みどりの学術賞の詳細についてはこちらを御参照ください。
http://www.cao.go.jp/midorisho/ (内閣府HP)