学部・専修

Q&A

Q.生命化学・工学専修ではバイオサイエンスをやっているということですけれども、理学部や工学部、薬学部でやっていることとどのように違うのですか?

本専修のバイオサイエンスが生命現象を解明することを基本的目標にすえている点においては、他の学部のものとそう変わりはありません。しかし、この基礎的な側面からの研究に加えて、人にあるいは社会に役立つための研究、いわゆる応用的な側面からの研究も行っている点が他との大きな違いの一つです。

一般に、基礎研究から応用研究へと進みます。それに加えて、本専修では「応用から基礎がわかる」ということを実践してきました。研究を基礎的研究と応用的研究の二つに分けるように書きましたが、私たちはこの二つの側面を区別する必要はなく、両方ともを同時に遂行すると考えているのです。

Q.3年生の学生実験は忙しそうですが、クラブ活動やアルバイトとの両立は可能ですか?

確かに、火曜日から金曜日までの午後に必修の学生実験があると聞くと、心配になるかもしれません。しかし、皆さんの駒場での生活も、多くの講義や生物・化学・物理の実習をこなしながらクラブ活動にも励むというものだったはずです。そう考えると、大きな違いはありません。先輩たちの多くが、運動系のクラブ活動と両立させてきましたし、アルバイトもしてきました。
本専修では、第4学期冒頭に進学内定者ガイダンスを行いますが、そのあとに、3年生主催の歓迎会が開催されます。
この場で、多くの先輩と親しくなれるはずです。もし心配なら、両立の要領を聞いてみるとよいでしょう。

Q.講義と実験以外で、どんな行事があるのですか?

3年生、4年生が主催する最大の行事は、やはり五月祭です。
数十年続いて、3年生はビール園を、4年生は利き酒をやっています。私たち教員の多くもやりました。私たちの時代は農芸化学科だったので、「農芸化学」をアピールしようとすると、分かり易さからお酒になったのでした。本専修になってからの学生も、この催しの継承に意義を感じているようです。毎年訪れてくれる「常連客」もいて、長蛇の列ができるほど盛況です。
何をやるにしろ 80人近くの同級生が皆で力を合わせて何かをやるいい機会です。積極的に参加するといいでしょう。
4年生で研究室の一員となってからの話になりますが、本専修でもう一つ忘れてはならないのがソフトボールです。毎年春と秋に研究室対抗の大会が開催されます。
たかがソフトボールといってバカにしないでください! 多くの研究室が、名誉をかけて火花を散らします。なので、4年生になった最初の仕事がソフトボールの大特訓だという研究室も(実は結構)あるようです。

Q.研究室とはどのような構成になっているのでしょうか?

研究室は、教員のほか、大学院生(博士課程、修士課程)、4年生で構成されます。これに加えて、大学院博士課程を修了した後の博士研究員が複数人いることも多々あります。また、秘書や企業などからの研究員がいることもあります。
皆さんがクラブ活動などで知るよりも、はるかに多様なバックグラウンドを持つ人たちによって構成される社会です。
このため、卒論配属当初は精神的に疲れることもあるかもしれません。でも、きっと数週間もすれば、居心地のいい場所に変わることでしょう。

Q.最初から卒論でやりたい分野が決まっているのですが、卒論の配属先はどのように決まるのですか?

多くの専修でそうしているように、卒論の配属先を決めることは皆さんの自主性に任せています。
例年、二月初旬(冬学期試験の終了の頃)に、皆さんの話し合いで配属先研究室を決定してもらっています。配属にあたっては各研究室に定員があるため、定員オーバーした場合には、まずは話し合い、それでも決着がつかなければ抽選等で決めているようです。

Q.卒論のテーマ選択はどのようにして行われるのでしょうか?

全研究室の卒論テーマをまとめたリストが、一月下旬(配属先の話し合いの前)に配布されます。そして、各研究室を訪問してそれらのテーマに関して教員から直接説明を聞く機会(研究室訪問)も設けられます。皆さんは、これを最終的な判断基準として研究室を選ぶことになりますし、卒論のテーマはそれらの中から選択することになります。
ですが、指導教員とよく相談することで、対応可能な範囲内でのテーマの変更はあり得ます。また、各研究室ともに世界中の研究者と競争をしているわけで、事態は刻一刻と変化します。したがって、四月に研究室に入ってみたら、卒論テーマとして別のものが提示されることもないとはいえません。
どんなテーマになったにせよ途中で投げ出さずにじっくり取り組み、自分の力で発展させるような意気込みで取り組む姿勢が大事です。

Q.3年生の学生実験をしただけで卒論の実験がちゃんとできるのか不安です。

本専修では「実験科学」を実践するので、卒論研究でも実験が最も重要になります。
しかし、それほどの心配はいりません。卒論研究でも最新の設備や技法を使う場面が多いのですが、そんなものを最初から使いこなせる人などいるはずがありません。今は偉そうな顔をしている教員も、卒論配属当時は失敗の連続で先輩に怒られていたのです。最初のうちは教員や先輩に実験方法や考え方を教わりながら研究を進めていくことになります。時間が経つに従い、自分一人で実験できるようになっていくものです。

Q.私は将来できれば研究者になりたいのですが、なれるかどうか自信がありません。

最初から自信をもって研究者への道を選んだ人などほとんどいません。要は「やる気」の問題です。
各研究室では毎週セミナーが行われ、そこでは研究成果の発表や参考文献の講読が行われています。まだよちよち歩きの卒論学生にとっては、はじめのうちはほとんど理解不可能かもしれません。教員や先輩が議論している内容を一日も早く理解しようと努力することで、一人前の研究者に育っていくのです。

Q.学会に参加するようになるのはいつ頃からでしょうか?

皆さん個々人の卒論テーマと関連する学会は、そういくつもあるわけではありません。ですが、研究室の研究テーマを総合すると、関連する学会は多数となります。つまり、毎月のように誰かしらが学会発表に向けて準備をしている状況になります。
皆さんが卒論研究を行う一年間の中でも、多くの大学院生が学会発表をすることでしょう。おそらくは、その先輩と一緒に学会に参加するチャンスがあることでしょう。その際には、質疑応答などの学会の雰囲気を学んでください。
また、努力が実って卒論研究である程度まとまった成果が出た場合には、学会での発表の機会が与えられます。この場合は、発表に向けてパワーポイントやポスターを準備したり発表の練習をしたりと励むことになります。

Q.卒業後の進路はいつごろまでに決定したらよいでしょうか?

大学卒業とともに就職するのであれば、その意思は3年生のうちに決めておかなくてはなりません。さもないと、新卒採用に乗り遅れてしまいます。

今は、本専修の学生のほぼすべてが大学院修士課程へ進学しています。皆さんも、潜在的には大学院進学を考えていることでしょう。
大学院の入学試験は、八月下旬に行われます。どこの研究室に配属されても、一ヶ月くらいの試験勉強期間(夏休み)を与えられますが、試験を甘く見てはいけません。希望した研究室に行けないどころか、浪人(院浪)してしまうケースもままあります。常日頃からしっかり勉強するようにしてください。

Q.大学院へ進学したいのですが、経済的理由でためらっています。アルバイトなどは可能でしょうか? また、奨学金制度はどのようになっていますか?

大学院においても実験に支障のでない形でアルバイトを行うことは充分に可能です。
日本学生支援機構の奨学金も受給することができます。これは、修士論文や博士論文の成績等に応じて、返還を免除されることになります。また、様々な財団、企業からの奨学金もあります。
大学院生にとって最も重要なのが、日本学術振興会特別研究員を目指すことです。これに採用されると、給与とともに研究費も獲得することができ、研究を大いにすすめることができます。

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