【応用生命工学専攻】
生物分子工学大講座
基幹講座

主要な研究テーマ
- 1. 細胞性粘菌を用いた細胞運動(分裂、遊走、貪食・飲作用)と細胞接着の分子機構の解析
研究室メッセージ
名前からはわかり難いですが、細胞微生物学の研究室です。生命の基本は細胞ですが、その働きの多くは未解明で、その仕組みを解明することは創薬など応用にも役立ちます。私たちは真核細胞の細胞運動と小胞輸送に注目し、粘菌と酵母をモデル生物として研究してきました。これらの真核微生物を使えば、ヒトを含む高等生物では困難な実験が短時間に再現性良く行え、かつ普遍的な結論が得られます。現在は、細胞性粘菌を使った、分裂、遊走、貪食・飲作用などの細胞運動と細胞接着の解析にテーマを絞っていますが、どの研究も動物型細胞が細胞骨格を使って形態を厳密に制御しながら変化させる分子機構を解明します。機能分子や酵素といった物質というより、生きている、動いている細胞を対象としており、顕微鏡観察を重要な手段として用いますので、そういうことに興味がある人が合うと思います。