学部・専修

先輩からのメッセージ

「「出会い」という農2の魅力」

学部4年生(食品生化学研究室)
立浦 和奏

 

農2注)での学生生活の魅力を一言で表すとするならば、「出会い」である。

私は、理系分野の中だと食品系の分野をやりたいかなあ、といった漠然とした理由で農2に来た。しかし、様々な「学問との出会い」・「人との出会い」を通して、2年生の自分が想像していた以上に充実した農2生活を送れているように感じる。ここでは、その2つの側面から農2の魅力を紹介したい。

農2の研究室の数が多いことからも分かる通り、この専修では、他の学部/専修に比べて広い分野の研究が行われている。2年生では、農2で扱う植物、微生物、食品、土壌などといった分野に加え、他専修が開講する授業も含め、多くの分野の基礎を学ぶ。この半年を通して、元々興味のある分野への興味を一層深めたり、自分にとって意外と興味のある分野と出会えたりするかもしれない。そして、3年生以降は、農2で扱っている分野に関連した授業をメインに受講することになる。ここでは、2年生までの興味を深めることもできれば、さらに興味のある分野に出会うこともできうる。加えて、3年生次の学生実験では、座学と同様、多くの分野を網羅した実験をする。実験を通して、座学では見つけきれなかった自分の興味に出会う人や、元々興味のある分野への興味を再確認する人もいる。このようにして、4年生になるまでに様々な形で様々な学問分野と出会う機会を貰えるので、莫大な数の研究室の中から、自分の興味に最も合うところを選ぶことができる。また、特に農2に特徴的な部分は、研究室の数が多い=選択肢が多いので、自分の興味に合うところが見つけやすい点ではないだろうか。つまり、農2では第2の進学選択ができると言っても過言ではない。

また、3年生以降は、授業に皆で1限から頑張って出席したり、学生実験を班のメンバーと協力しながら行ったり、実験レポートと戦ったり、同期とは苦楽を共にして仲を深める機会が多い。また、学生実験では、各研究室のTAや先生方が各班について指導してくださり、実験のことだけでなく、各研究室の様子を近い距離で知ることができる。このようにして、横、そして縦の繋がりに恵まれることによって、授業や実験、院試勉強で助け合ったり、研究室選択の参考になったり、そして、日々の学生生活が楽しくなったりして、とても充実した農2ライフを送ることができていると感じている。

このようにして、農2では様々な学問や人との出会いが皆さんのことをお待ちしています!ぜひ進学選択の候補の1つとして考えてみていただければ幸いです!

注:本文中に出てくる農2とは生命化学・工学専修の略称。現在の専修が平成18年まで「農学部2類」という名称だったことに由来する。

「志は一つ」

修士課程1年(生物化学研究室)
西 桜子

 

このパンフレットを手に取ってくださった皆様の中には、様々な方がいるでしょう。微生物に興味のある方、食品に興味のある方、化学に興味のある方、植物に興味のある方、それに、まだ興味が絞られていない方もたくさんいるかもしれませんが、もし人間や人間の生活を豊かにすることに興味があるならば、農2にはあなたに合う場所があるはずです。

農2には人間が好きなひとが多いです。例えば、学部の3年生から修士の1年生まで毎年五月祭で学科としての出し物をすること。3年生のビール園、4年生の利き酒、修士1年の学科紹介企画。ここまで出し物の多い学科はなかなかないのではないでしょうか。大人数で力を合わせて何かをするというのが好きな人が代々多かったから、五月祭企画が受け継がれているのかもしれません。研究室に配属されてからは研究室対抗ソフトボール大会があります。毎年春と秋の二回トーナメント表を組んで試合をします。学生も教員も関係ない本気勝負です。もちろん試合後は飲み会(飲まないひとも多い)です。立場や研究室を超えた交流を大切にしているとも言えるし、単純にみんなで騒ぐのが好きだとも言えるかもしれません。個人主義の雰囲気よりも、みんなで力を合わせて何かを成し遂げる空気の方が好きというひとにとっては、農2は最高の場所だと思います。

ここまでずっとイベントについてばかり書いてきましたが、もちろんそれだけではありません。本分は学問です。研究室紹介や時間割例をご覧になった方は、分野が広すぎてよくわからないという印象を抱いたかもしれません。しかし、どれだけ一つ一つ違って見えようとも、目指すものは皆同じです。全ての授業、全ての研究室、が「人々の生活を豊かにすること」を目指しています。今の豊かな生活がどんなバイオテクノロジーによって実現されているのか、より豊かにするためにどうしていくか、そしてこの豊かさを持続可能にしていくために何が出来るか。そういった視点を全員が持っています。分野が違えど志は一つです。生活に貢献できるようなことをしたいけれど、分野までは決められていないというひとがいたら、来るべき場所は農2です。2年秋から3年冬までの1年半で様々な分野を一気に学び、実際に手を動かし、じっくりと自分の興味を見極めてから選んでください。農2ではそれができます。

これを読んで心に留まることがあったら、是非私たちに会いに来てください。仲間になりましょう。お待ちしています。

「農2へようこそ!」

博士課程1年(分子育種学研究室)
加藤 輝仁

 

生命化学工学専修は1学年80人ほどを擁する農学部最大の専攻ですが具体的にどんなことをやっているのかはみなさんご存知でしょうか。よく調べている方ならどんな研究室があるかまで知っているかもしれませんがおそらく多くの方はなんか農業チックなことやってる位のイメージだと思います。私自身なんか品種改良的なことでもしてるんだろうと思っていました。実際は全然違います。ざっくり言うと生命が関わる現象や環境ならなんでもやっているのが農学部であり、特に食品、土壌を中心とした環境、微生物や植物に関する生命科学などを扱っているのが生命化学工学専修となります。さらにこれらの領域でもマクロでは生態系全体レベルからミクロでは分子スケールまで様々です。理学部生物学科や工学部などいろんな他学部の学科とも領域が重なっており一つの専修でこれだけ裾野が広い所は他にはないでしょう。これは本専修の特徴の1つであり、進振りに際してやりたいことがいくつかあって絞りきれないと言う方や、逆にやりたいことがまだ見つからないと言う方には本専修に入って広く学ぶと言うのも一つの手だと思います。私は後者のケースでした。

進振り後のスケジュールですが、3年次は基本的に1、2限講義で午後実験という流れになります。私は陸上部に所属していたので実験後に駒場に行って練習したり御殿下に行ってワークアウトを行うなどしていました。実験は大抵4時位には終わるので部活との両立も十分できるので部活に打ち込んでいる人にもオススメです。また、生命化学工学専修は人が多いので学生実験を通して専攻内の交流を深めていくことが多いです。また、本専修ではお酒とソフトボールが非常に盛んであり、五月祭では利き酒といって日本各地にある酒造からお酒を寄付していただきその広告としてお客さんに飲み比べしてもらう企画を催していたり年二回研究室対抗でソフトボール大会を開いていたりします(2020年はコロナで出来ず2021年もどうなるかはわかりませんが…)。これらのイベントを通じて同学年のみならず色んな先生方や学外の方と交流することができるのは貴重な経験だと思います。

2020年はコロナウイルスに振り回された大変な一年でしたが、コロナ禍を通して生物に興味を持った方も多いと思います。弥生キャンパスで是非とも生命の謎に触れてみましょう!

「農2の魅力ベスト3~~」

博士課程2年(細胞機能工学研究室)
黒澤 薫

 

第三位!「じっくり実験できる」

弥生キャンパスは本郷キャンパスから少し離れているせいか、時間の流れが違うように感じます。親子が遊んでいたり、犬の散歩をしている人たちがいたり、非常にのんびりとした空気が流れています。その空気もあいまって、誰に急かされることもなく、実験をじっくり行うことができます。マイペースな人にとてもおすすめです。

第二位!「生命の複雑さ、尊さを実感できる」

なんと農2は微生物から植物、動物まで、なんでも勉強できます。でも生物って生き物そのものだけではないですよね。活動エネルギーとなる食であったり、ミクロに生命システムを構成する化学であったり、生物を取り囲む環境であったり、それらも複合的に勉強できます。さらに、今まさに社会からの需要も高く、同時に今後の必須知識になるであろうデータサイエンスまで。好奇心旺盛な人におすすめです。様々な観点から俯瞰することで、生命の複雑さを知り、生きていることがどれほどすごいのかを感じることと思います。

第一位!「人の温かみがある」

やりたいことが漠然としていて決められない…という優柔不断な人もいるでしょう。特に農2はそんな人が多いかもしれませんね。最後の決め手になるのは、やはり人であると思います。農2は一学年の人数が多すぎず少なすぎず、同期全員と交流を深めることができます。特に学生実験は毎日みんなでワイワイできるので、非常に楽しいと思います。先生方、先輩方も気さくな温かい人たちばかりです。そして、留学であったり共同研究であったり、様々なチャレンジを応援してくれます。今後社会に出てからも、何かしら大変なことはあるかもしれませんが、そうしたときに支え合える人たちに出会うはずです。

進振り当時、私は「部活動の活動場所が近い」「生物を広く勉強したい」「人が多い」という理由で決めました。実際のところ、「友達たくさんできて楽しい!今日誰か飲もう~!」「なんかよく分からんけど、混ぜたら上手くいった!やった!」「ついに来てしまったアメリカ!他ラボと共同研究!実験の幅が広がって楽しい!!」お陰様でそんな日々を過ごせています。

最後に、研究留学でお世話になった先生の言葉を贈ります。ようこそ農2へ!

“I’ve chosen what makes me excited at the time.”

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