酵素学研究室

【応用生命工学専攻】

生物機能化学大講座

基幹講座

酵素学研究室

研究室サイトURL
http://enzyme13.bt.a.u-tokyo.ac.jp/index.html

スタッフと連絡先

  • 伏信 進矢 教授
  • 荒川 孝俊 助教
  • 山田 千早 助教

主要な研究テーマ

  • 1. 糖質の代謝に関わる酵素・タンパク質の構造と機能の研究
  • 2. 細胞表面ではたらくタンパク質(受容体など)の分子機能研究
  • 3. その他の酵素・タンパク質の構造と機能の研究

研究室メッセージ

当研究室では、様々な酵素(タンパク質)に対して個々の立体構造を解き明かしながら、その機能や働きの成り立ちを探る研究を進めています。生きた細胞は無数の生体高分子がひしめいており、タンパク質はこの中で個々の活動を支える機械や歯車にたとえられます。細胞からタンパク質を取り出すことで複雑なミクロの世界から対象を一旦切り離し、その挙動やつくりを細やかに観察して初めて見えてくるようになる、自然のしくみや秩序について興味をもっています。
現在の研究対象は、ビフィズス菌が腸内で各種のオリゴ糖・糖鎖を分解する酵素、様々な刺激や分子の入り口となる受容体や輸送体タンパク質、バイオ燃料の生産に用いられるバイオマス分解酵素などです。これらの酵素やタンパク質には、基礎の枠を超えて実用面でも関心の高いもの、あるいは未だ解析されずにいるタンパク質が多く含まれており、改変をほどこすことにより有用物質の生産に用いられるものもあります。当研究室では基礎的な生命科学の手法に加えて各種の分光学・物理化学分析やX線結晶構造解析などの一連の実験を幅広く身につける機会があり、新たな手段も積極的に取り入れています。このような題材を通じて将来どのような分野に進んでも力となる科学的感覚を育て、世の中に役立つ発展的課題へ転化する場を提供します。